生活習慣病
 生活習慣病について

では、体内の尿酸値はどうして上がるのでしょう?
その要因を考えてみましょう。

1.遺伝的な要因
 およそ病気は、遺伝的な要因に環境からの影響が加わることによって発病します。 痛風も例外ではありません。 およそ20%ほどの痛風患者には父親、兄弟、叔父さん、従兄弟にも痛風患者がいます。

2.食生活の問題
もともと日本の食生活は米と野菜が中心で、 肉を食べることはあまりありませんでした。
ところが、戦後になって高度成長に伴い生活が豊かになると、肉食が多くなり、 今日では高タンパク・高脂肪の食生活は当たり前になっています。
その結果、肥満や生活習慣病の患者が増え、高尿酸血症の患者も増加しているのです。
痛風患者の60%には肥満があり、肥満度が高いほど尿酸値は高くなって痛風のリスクも大きくなります。
食事の総量を減らし、標準体重を守ることが大切です。

3.お酒
 お酒を飲むと尿酸値は一時的に上昇します。 アルコールが体内で分解されるときに尿酸が作られること、 またその際にできる乳酸が体内に尿酸を蓄積させること、 お酒の種類によってはプリン体が多く含まれていることがその原因です。
つまり、痛風患者にアルコールは勧められません。 特にビールはプリン体を多く含みますから飲み過ぎないように。
一方、焼酎やウィスキーなどの蒸留酒はあまりプリン体を多く含みません。
だからといってたくさん飲んでも良いというわけではありません。

4.激しい運動
 運動は体に良いのですが、体力を著しく消耗するような激しい運動はかえって尿酸値を上昇させてしまいます。
エネルギーの消耗で尿酸が増えるほか、腎臓への血流が減るために尿酸の排出量も減るからだと考えられます。
痛風患者は軽い運動によって体重を減らし、生活習慣を改善させましょう。

5.ストレス
痛風の原因というと、どうしても食生活の問題だけを考えてしまいがちです。
しかし、ストレスも無視できない 要因です。痛風患者の多くは、活動的で責任感の強いタイプなどストレスを受けやすい立場の人で、 実際のデータでもこうした人が痛風にかかりやすいということが証明されています。
食生活と同時に、ストレスを上手に解消する努力も必要です。

6.その他の病気の影響
腎機能が低下したり、血液の病気があったりすると尿酸値が上昇することがあります。
また悪性腫瘍が原因で高尿酸血症になることもあります。

7.薬剤の影響
利尿剤やぜんそくの治療薬、結核治療薬、少量のアスピリンなどによって尿酸値が上がる場合があります。
また、核酸成分を含む健康食品にも注意が必要です。









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